defaults (Lodash 互換性)

Object.assign() を使用してください

この defaults 関数は、undefined と Object.prototype から継承されたプロパティを特別に処理する複雑なロジックにより、動作が遅くなります。

代わりに、より高速で現代的な Object.assign() を使用してください。

オブジェクトの undefined プロパティをデフォルト値で埋めます。

const result = defaults(object, source);

参照

defaults(object, ...sources)

オブジェクトの undefined プロパティや Object.prototype から継承されたプロパティにデフォルト値を設定したい場合は、defaults を使用してください。複数のデフォルト値オブジェクトを渡すことができ、左から右の順に適用されます。

import { defaults } from 'es-toolkit/compat';

// デフォルト値で undefined プロパティを埋める
defaults({ a: 1 }, { a: 2, b: 2 }, { c: 3 });
// 戻り値: { a: 1, b: 2, c: 3 }

// undefined プロパティのみがデフォルト値で埋められます
defaults({ a: undefined }, { a: 1 });
// 戻り値: { a: 1 }

// null 値はそのまま保持されます
defaults({ a: null }, { a: 1 });
// 戻り値: { a: null }

プロパティがすでに値を持っている場合、デフォルト値で上書きされません。

import { defaults } from 'es-toolkit/compat';

defaults({ a: 1, b: 2 }, { b: 3 }, { c: 3 });
// 戻り値: { a: 1, b: 2, c: 3 }

パラメータ

• object (any): デフォルト値を設定する対象オブジェクトです。
• ...sources (any[]): デフォルト値を提供するソースオブジェクトです。

戻り値

(any): デフォルト値が設定されたオブジェクトを返します。最初の引数 object が変更されます。