attempt

関数を実行し、結果またはエラーをタプルとして返します。

const [error, result] = attempt(func);

参照

attempt(func)

関数を安全に実行したい場合は attempt を使用してください。try-catch ブロックでラップせずにエラーを処理できます。

import { attempt } from 'es-toolkit/util';

// 成功する場合
const [error, result] = attempt(() => 42);
// error は null、result は 42

// エラーが発生する場合
const [error, result] = attempt(() => {
  throw new Error('問題が発生しました');
});
// error は Error オブジェクト、result は null

// 型を明示することもできます
const [error, names] = attempt<string[], Error>(() => ['Alice', 'Bob']);
// names は string[] 型として推論されます

非同期関数には使用しないでください

この関数は非同期関数(Promise を返す関数)には適していません。非同期関数を渡すと [null, Promise<T>] が返されますが、Promise が後で拒否(reject)されてもエラーをキャッチできません。

非同期関数を処理するには、代わりに attemptAsync 関数を使用してください。

// 誤った使用法
const [error, promise] = attempt(async () => {
  const response = await fetch('https://api.example.com/data');
  return response.json();
});

// 正しい使用法
const [error, data] = await attemptAsync(async () => {
  const response = await fetch('https://api.example.com/data');
  return response.json();
});

パラメータ

• func (() => T):実行する関数です。

戻り値

([null, T] | [E, null]):成功した場合は [null, 結果値]、エラーが発生した場合は [エラー, null] タプルを返します。